2010年09月01日

ヤマギワリビナ閉店

先週末、8月最後の週末をもって山際リビナが閉店。

IMG_2165.JPG

ここには学生の頃から何度となく足を運んだ。実際に購入に至る機会は滅多にあるものではなかったが、ウィンドウショッピングだけでも十分満足できたものだ。この家の為には…ソファに仕込むLEDバーライトを購入した位。

閉店の前日に訪れたらさすがに展示棚に空白が目立ち、残る展示品の多くにも売約済みの札が貼り付けられている※1。今後はウェブストアで販売を継続するとの事だが、先行きは明るくないだろう。ウェブサイトの画面だけで50万円のテーブルや100万円のテーブルの購入に踏み切れるものだろうか。木の構造体を積み上げた建築のようなフランク・ロイド・ライトの照明の迫力は平板なウェブサイトで伝わるのだろうか。古株の店員の思い入れたっぷりの熱のこもった説明がウェブ上のわずかな文字数で伝えられるのだろうか。

家具など実際に現物を見て触れて確認しない事には到底大枚を叩けるものではない。ここは輸入家電にデザイナーものの家具や照明の現物を纏めて気軽に※2確認出来る都内でも貴重なスペースであっただけに、閉店はやはり残念。今後は家具や家電や照明はそれぞれ違う店に足を運ばなければ現物を確かめる事が出来なくなるのだろう。秋葉原に来る事ももうあるまい…


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※1 GEの超大型冷蔵庫やら大型ワインセラーやらが一つ残らず売約済なのには吃驚。値段も凄いがサイズも凄い。棺桶二つを並べて立てたほどのサイズはそんじょそこらのキッチンでは到底収まらない。それが全て売約済み。いやーお金持ちというのはいるもんだ。
※2 「気軽に」というのが貴重だったのだ。例えば大塚家具でも輸入家具は見る事が出来るが、販売員の付き添いが原則。それはそれで真面目に顧客サービスに取り組んでいる姿勢といえるが、「ちょっと目の肥やしに立ち寄りましたー」などと言える雰囲気ではない。ふらりと訪れてポルトローナフラウを撫でたり摩ったりしても放置しておいてもらえる店などそうそうあるものではない。





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2010年08月30日

電子化するにつけ漂泊の思ひやまず

省スペースの為の紙媒体電子化計画。
スキャナはあるものの裁断機を別途購入するのも面倒くさいので、漫画や書籍類は自炊※1せずに業者に出す。
スキャナ※2は過去の膨大な量の銀塩写真を電子化するのに使う。先週末に漸く重い腰を上げて少しずつ作業進行中。
旅に出る時は必ずカメラを携行するので旅行の度に写真が貯まる。中でも一番の大物が卒業旅行の一連の写真で、何せ4週間に渡る放浪の記録だけあって半端でない枚数だ。
スキャン時に少々枚数を整理する。改めて見ると当時の記憶がありありと蘇る。
EOSを片手に気の向くまま、明日どこに行くかは今日決めるという適当極まる一人旅は本当に楽しかった。

社会人となった今となっては、それだけ長期の休みなどドロップアウトの覚悟無しには到底取得する事など叶わないのが現実。気がつけばまた3年ばかり正月休み以外の休暇が取得できていない。家事がひと段落したらまた久しぶりに…その前に失効したパスポートを再取得しなければ。


その他気付いた点。
・この頃からお気に入りアングルは変わっていない
・この頃からの構えの悪癖も改善されていない。
進歩のない男だ…

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※1 自分で本を裁断しスキャンして電子化する事を俗に自炊という。ネットスラング
※2 スキャン枚数をこなすには富士通のスキャンスナップが重宝する。写真でも15枚程度は手差しトレイから一気にスキャンできるところがいい。自炊派必携のガジェットといえる。

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2010年08月25日

ふたたびシンボルツリー考

暑い時は涼しくなった時の事を考える。
夏が終わると来春にかけてシンボルツリーの植え時。
さて何にしよう。
入居前に考えていた趣向は少し変わってきた。新居での生活が実際に始まってみると、一本の樹といえどもそうそう趣味ばかりで選んでもいられない事情が判ってきたのだ。
以下が明らかになったNG条件。

・枝が張る(植えられる面積は極小なので。道路にはみ出してもいけない)
・巨木になる(同じく)
・落葉樹(玄関前に植えるので落葉が近所迷惑になる虞がある)
・果樹(実を食べに集まった鳥の糞害が心配)
・虫や病気に弱い、乾燥に弱い(毎日面倒を見られる訳ではないので手がかかるのは駄目)

これらに合致する樹種(モミジ、ジューンベリー、ハナミズキ、ヒメシャラ、百日紅、桂、エゴノキ、ミモザ等)はまず候補から外れる。
樹勢がスリムでそこそこの大きさ、あまり実も成らず丈夫で外観が絵になる常緑樹。
該当するのはシマトネリコ、オリーブ、そしてソヨゴにアオダモあたり。
アオダモはあまり数が出回っていない。オリーブもカッコいいのは少ない。
シマトネリコとソヨゴは似ているが前者は成長が早く後者は遅い。
現時点ではソヨゴが一歩リード。

今年の夏はとりわけ長そうなので検討する時間はまだまだある。引き続きじっくり考えよう。







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検証:夏のLWH

まだまだ猛残暑が続くが、初めての夏を過ごしたLWHについてのメモ。

・エアコンは一台で何とかなる

但し2階に設置した場合。
冷たい空気は重いので、部屋を仕切るドアのないLWHであれば階段を伝って2階の冷気が降りてきて1階もそれなりには涼しくなる。猛暑の中でも2階でエアコンが稼動していれば1階は扇風機だけでそれなりに快適に過ごす事が出来た。

・熱対策は必須

木造でしかも絶対的に容積の小さいLWHは、冷えるのも早いが暑くなるのも早い※1。そして逃げ場もない。エアコンがなければ十分死ねる。引越し前のをキャリーオーバーしたエアコンが小さい(8畳用)せいもあるが、猛暑の真昼は熱遮断効果の高いロールスクリーンを降ろしてエアコンフル稼働でも摂氏29度をキープするのがやっと。これがただのスクリーン(ただのブラインド、ただのカーテン)であれば30度超えは疑いないところ。基本的に昼間は留守だが、留守を預かる居候は程よく茹で上がるだろう。
来年は窓に断熱フィルムを装備して夏に臨みたい。

・木の床が気持ちいい

樹脂のようなワックスが掛けられた前の部屋の合板フローリングは、湿度の高い夏には熱を含んでべたつくような感じがしたものだが、この家のソリッドのフローリングは熱がこもる事もなくさらさらして心地よい。ラッカー系ワックスを施さなかったのは正解だった。夏の夜は居候と並んでたれぱんだのような体勢で木の床の気持ちよさを満喫。


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※1 暑さに強い家にするには暑い地域の家のように窓の数と大きさを最小限にするのが手っ取り早いのだろうが、言うまでもなくこれは日当たりや開放感とトレードオフの関係にあるのが悩ましい。

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2010年08月20日

暑さ寒さも彼岸まで

嘘をつけ。
と先人に悪態をつきたくなる猛暑の中でも、虫達はその寿命を以って正確に季節の移ろいを刻んでいる。

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iPhone4の描写力はなかなか。

夜明け前から響き渡る蝉の声が徐々にフェイドアウトし、代わって秋の虫の声が暗がりを支配するようになれば秋はすぐそこだ。
この家で初めて迎える秋が今から待ち遠しい。



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2010年08月17日

隣人は静かに荒らす

建物と道路の間に残された僅かな地表部分にはまだ何も植えていないが、どこからか飛来したタンポポが芽を出し、大きく伸びた数本は揃ってささやかな黄色い花をつけている。
それはそれで微笑ましく見ていたのだが、ある朝。
出勤時間にドアを開けて外に出ると、そのタンポポは見るも無残にバラバラに荒らされて地表に散乱し、一部の破片はシェルターにまで跳ね上げられている有様。
その些かショッキングな風景に事態を把握するまで数秒を要したが、どうやらその惨状はお隣の車が土地を踏み越えて通過した結果らしい※1
踏み荒らされたのが雑草のタンポポでRあれば文句をいう訳にもいかないが、仮にそこにあったのがタンポポではなく大事に植えたパンジーであっても恐らく結果は同じだった筈。そこに子犬を鎖で繋いでいたらそれこそ大惨事だ。いやそれはさすがにないか。
何れにしても、相手がその辺に頓着しない人種であるならばこちら側が自衛策を講じる他はない。そのスペースには秋になったらシマトネリコあたりの小さな苗木を植えて育てようと考えていたが、またこの調子で踏み折られては堪らないのである程度大きく育った木を植える事とする。
当面は…杭でも打ち込んでおくか。



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※1 家を建てる際にも軽く悶着があったこの隣宅、後から追加工事を行ったのか、どうにかしてセットバック工事自体を逃れたのか、本来のセットバック後の道路ラインを超えてコンクリを盛りタイルを貼ってしまっている。本来の境界線から切り替わるタイルがいかにも不自然。それでも収まらない車は路上にはみ出して駐車。東京ではこれも反則。あえて堅い事を言う。


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2010年08月15日

そこに私はいません、眠ってなんかいません



えーそれってお墓建ててくれた人に失礼じゃない?
今時墓地も安くない中で何とかお金工面して墓建てて、これでやっと一安心と思ってるところに「私はそこにいません」笑介くんかっていう。

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「でも私はそこにいませんからーッ!」 「ズッ」

とかぶつぶつ言いながら墓を洗った週末。

長距離バスで往復11時間、現地滞在時間はごく僅かでとんぼ返りの日帰り弾丸墓参りツアー。
盆休みがない業種なので盆の墓参りなど長い事していない。どうせやるなら面白くやった方がいいとの思いつきで、移動時間が半分以下で済む新幹線を敢えて利用せず(運賃が半額で済むというのもある)、泊まりも入れずにこのような強行スケジュールを組む。タイムリミットがあった方が単純に面白そうでしょ。

バスを降り、ローカル線を乗り継いで最寄り駅に降り立ったら夕立のような雨。
雨男は健在。
小さな駅には周りにコンビニの一件もない。最寄のコンビニまで5分、ずぶ濡れになりながら歩く。傘を買った途端に雨が上がるのは最早お約束なので何とも思わない。ミッキーマウス・マーチを口ずさみながらさらに前進。
墓地に到着すると置いてある桶と柄杓とブラシで墓洗い。洗い始めると気付くのが、墓石はともかく香炉だの花立だのの形状がその辺のメンテナンスを全く考慮されていない事。複雑な造形は汚れがたまりやすく掃除し辛い※1。メンテナンスの事を考えたら墓石は全面を研磨したスライムのような形状がベストではないかな。当然表面の文字も彫りこみでなくプリントだ…
気がつけば何度も水を汲み替えながら30分も墓石を洗っている。そろそろタイムリミットだ。
慌てて借りた道具を元の場所に戻し、墓地入り口の受付まで線香を買いに行くと「本日は終了しました」の掛札。仕事しろ。
仕方がないので香炉の中に燃え残った線香に再び着火すると花台に花を追加し、短く手を合わせると踵を返す。ミッションコンプリート。


死者は何も求めない。墓は生者の為にある。
死せる者はどこにもいない事は誰もが知っている。しかし日を追って死者への思いが遠くなる我々凡夫には、それを繋ぎとめる為の何か形あるよすがが必要なのだ。
「千の風になって」が多くの人の心を捉えたのは、それだけそこに歌われている内容(何のよすがもなく、ただ森羅万象に想像力のみを持って死者を思い続ける)の実践が難しい事の証明でもある。「イマジン」と同様に。

DSC_0711s.JPG


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※1 居候のせいで汚れまくる家の掃除に頭を悩ましている身としては、複雑な造形を見るとまず「掃除し辛そうだなこれは」という心配が頭に浮かんでしまうのは我ながら困ったもんだ。

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2010年08月08日

ロフト梯子取り付け

ロフト(というか屋根裏収納)はあれど、そこへのアクセスは見積もり外であったこの家。
引渡し以降、暫くは脚立が昇降口の下に足を広げて梯子の代わりの役目を果たしていた。しかしそれはあくまで急場しのぎ。無駄なスペースは角砂糖一個分もないこの小さな家で、新聞紙二枚分ものスペースを占拠して屹立する脚立をそういつまでもそのままにしておく訳にもいかない。
入居前から適当なロフト梯子を物色。
普通であれば木製の梯子を立てかけるところだが、木製梯子のあのぼてっとした形がどうにも気に入らない。昔の学習机に通じる野暮ったい※1においが感じられてならない(自分にとっては)。と言っても梯子はあの形状でなくては機能を満たさないのだから形が気に入らないと言ってもどうしようもないのだが、片っ端から調べていくうちに思いがけず「梯子らしくない梯子」を見つける僥倖に恵まれる。
佐賀の鉄工所のオリジナル商品。インターネット万歳。※2

その梯子はスチールパイプを溶接して製作される。全て取り付け場所に合わせたオーダー作成。なので当然値が張る。ただの昇降梯子として考えれば、正直言って有り得ない値段。
しかし生活感を感じさせない怪しいシルエットは唯一無二。自分の嗜好にはど真ん中ストライク。
ああどうにも止まらない。
S氏に「(どうしても)それがいいんですか?」と呆れられながらも勇んで見積もり、勇んで発注。
待つこと一ヶ月で到着。しかし床から垂直に立ち上げて床と壁にボルト止めして固定する仕様、しかも足が一本なので自立出来ない。即ち一人で作業するのはまず無理。為すすべなくしばらく床に転がしておいたところに友人が来訪。
人足ゲット

「いらっしゃい。ところでこの梯子取り付けるの手伝って貰えるか」
「梯子…これが?何でこんな変なのを」
「だってカッコいいじゃん。まーいいからそっち持って。そうそうそのままそのまま、今水平器当てるから。動かすなよ」
「重い」
タイル工事で使用した水平器がここでも活躍。片手に電動ドリル(ドライバー)、片手に水平器でXとYとZの角度を交互に何度も計測しながら位置と角度を微調整。
「大体こんなところでOKかな」
「位置決まったか。印をつけといた方が良くないか?」
「そうか(ボルト穴を鉛筆でぐりぐりとなぞる)」
「印つけたか?じゃ一旦外すぞ」
「…いや待てこのまま続行する(スチャッ)」
「ちょ、おま」ギュルルルルルルル!ギュルルルルルルル!ギュリュリュリュリュリュ!「うわー何か降ってきたぞ」
「木屑だ。もうちょい。もう少しそのまま動かさずに押さえてて」ギュリリリリリリ!
「…穴開け終えたか?じゃ外すぞ。重いし」
「いや続行だ※3(ヘッドのドリルをドライバーに付け替える)」
「ちょ、おま」ギュルルルルルガチガチガチガチ!ギュルルルルルガチガチガチガチ!ギュルルルルガガガガガガ!

問答無用で手伝わされた友人は災難だったが、お陰でばっちり水平垂直に梯子を取り付ける事が出来た。予想通り雰囲気は抜群。
意味不明の形状が実に怪しい。気に入った。

DSC_0707.JPG
タオル掛けではない。

かくして引渡し後4ヶ月で家作りはほぼ終了。完成まで残すところは表札取付けだけとなった。
あと擁壁の柵の作り直しか。


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※1 最近の学習机は随分シンプルでセンスがいい物が多い。我々が子供の頃は学習机といえば変な壁がついていてわざとらしい木目調とわざとらしい茶色(女子向けはわざとらしい白木色)のコテコテしたキャラクターものと相場は決まっていた。その風潮に逆らって敢えてグレーのスチール事務机を勉強机として買い与えた親は変わっているといえば変わっていたのだろうが、今にして思えば悪くない選球眼だ。
※2 「いいものだけを世界から」はヤナセのキャッチフレーズだが、ネットワークの発達は一個人がこの標語を実践する事を容易に可能とした。この家の為に誂えたモノにしてもキッチンシンクは広島から、靴棚と本棚は大阪から、表札は名古屋から、そしてロフト梯子が佐賀から。昔だったらまず無理だね。情報が届かない。媒体がない。
※3 この場合、穴開けとビス止め/ボルト止めは一連の作業として行う必要がある。床と壁、水平方向と垂直方向にドリルで開けた穴は8箇所。長く大きく極めて重いスチール梯子の端々にある8つのビス止め/ボルト止めポイントを、これらの穴に再度寸分のずれもなく合わせるのは極めて困難。角度が少しでも違ったらビスやボルトは穴に入っていかない。やり直しがきかない一発勝負であった。


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2010年08月06日

読書は1Fで

借りてきた1Q84の三冊※1は1Fのダイニングテーブルで読了。
読み終わって分かった事が二つ。この国民的作家の最新ベストセラーの出来とダイニングテーブルに合わせたDKRの読書用途への適性はともに今一である事。
このワイヤーチェア、さすがに格好はいいのだが長時間座るうちに硬いワイヤーが食い込む背中が痛くなってくる。夏場でワイヤーシェルと背中の間にTシャツ1枚しか存在しないから余計そう感じるのかもしれないが。

本の方はというと…新境地への意欲は買うが、それだけというか。テーマは分かるが1500P以上を費やす必要がある内容かどうか。彼はこういうファンタジーの類は余り得意ではないという事だけはよく理解できた。この手のジャンルであれば宮部みゆきの方が遥かに読ませる。
しかし全編を通じてのメタファーのオンパレードは彼の飛び道具だから目を瞑るにしても、久しぶりの書き下ろしでも悉く金太郎飴のような村上春樹的主人公像※2が健在なのには思わず苦笑。どうせならこちらの方も新境地に挑んでみてはどうか。

常に活字に接していないと気が済まない性分ではあるが、2FのデスクはほぼPC専用と化しているので、読書する時はソファか1Fのダイニングテーブルに移動する事となる。ソファのある2Fは夜間には新聞を読むのも難儀する程度の照明しか灯さないので、帰宅後の読書は専ら1Fで。ここは2Fと打って変わって下向きのスポットライトが煌々と照らす空間で、読書するにも十分な明るさがある。

前述の通り長時間座っていると背中が痛くなるのが玉に瑕だが、1Fで読書する習慣は2Fに偏りがちな生活空間を適度に分散する効果もあり、寧ろ好ましい。そのような用でもなければ1Fに降りるのは飲食・炊事洗濯・掃除・グルーミングに風呂の時ぐらいしかないのが実際のところだから。


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※1 高価な上に場所を取るハードカバーの本は買わず、読みたければ文庫になるまで待つのが吝嗇な自分のスタイルではあるが、今回はたまたま部下が貸してくれたので文庫化を待たず読む事が出来た。お返しに彼女の高校の先輩であるという岡崎京子の単行本を三冊貸し出す。
※2 世界にやや背を向けたライフスタイルを崩さない孤独な知的労働従事者でどこまでも内省的な性格。今風に言えば典型的な草食系男子、容姿も頭脳も十人並みでこれといった取り得もなく、付き合いが悪く無愛想。しかしなぜかモテモテ。特に可愛い子にモテモテ。どこに行ってもモテモテ。内気で暗い島耕作みたいなもんか。ついでに言えばあまり避妊に熱心ではないのも特徴。



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2010年08月03日

New Comers

昨秋の地鎮祭の頃に前地主が引き払い、その後ずっと空き家となっていた隣家にいつの間にやら新しい住人が住み着いた模様。
隣に建てられたLWHの実に8倍もの床面積を持つその屋敷は複数の不動産業者がオープンハウスを繰り返していたもののなかなか売れず、2000万円(!)値下げして再売出しするもなお売れず、現在はフロア別に賃貸物件として借り手を募集している※1
その中で地階を占有しているらしい一家は店子なのか実はオーナーなのか。まだ顔も合わせていないので判然としないが、いずれにせよいつまでも空き家では何かと不都合も多かろう※2から、まずはめでたしか。
車の音などに余り神経質でない一家であればいいんだけどねー


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※1 賃貸と言えども相当な高額物件。店子が全て入れば利回りは7%超、なかなかだ
※2 蓋然性は低いものの、一番恐れていたのは「業を煮やした管理会社が建物を取り壊して更地にしてしまう」事態。地階まであるRCの建造物を取り壊すのは生半可な作業ではない。その衝撃と震動が隣に経つ我が家にも何らかの悪影響(塗り壁にひびが入る程度の損害は普通に有り得る)を及ぼしたであろう可能性は決して低くない。





posted by em at 22:08| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | After Move | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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