2010年06月16日

タイルボンドあげ枡(告知)

一缶買ったINAXのタイルボンド…
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小さなLWHのキッチンの一面、の3分の2の
合計120枚程度のタイルを貼っただけで使い切れるはずもなく。

上記画像の軽く7割程度、まあ普通のキッチンであれば軽く5-6件のお宅のタイル貼りが出来る程度には残っている。
さすがにこれを今後使うケースは考えられない。
放っておいてもそのうち硬化して使い物にならなくなってしまうのも勿体無い。

なので、個人でも工務店でもタイル屋さんでも使うあてのある人は手を挙げれば差し上げます。
送料だけ負担を。直に引き取りに来られるのであれば名乗る必要もございません。家が狭くなるから早く持ってってくれ(笑)

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2010年06月14日

目地は失敗

家作りに勤しむ様をブログで見たある友人からのメールの中に
「お前は器用だから…」という一節があった。
いやいや全然器用じゃないから。
ていうか器用不器用に分けるなら明らかに不器用の籠に入れられるべきところ。

思い起こせば家庭科の時間ではチェーンステッチしか習得できなかったり厨房の頃は作りかけで放置したガンプラの箱をうずたかく積み上げたり、長じてからは擦った車のフェンダーをDIYで補修しようとして余計酷くしてしまったりダッシュボードにアーマオール塗れば漏れなく隅っこを塗り残して呆れられたり。
要するに基本的には不器用で粗忽な人間であって、精緻な工作力にはかなり問題があるという自己分析は間違っていないだろう。
その点でこのブログにおける自主施工の数々は世にあまたある「DIYを趣味とする腕自慢がさらに腕によりをかけた家作りブログ」とは一線を画する。
特殊な工作能力を必要とする事は一つもない。
スキャットマンに出来るなら君にも出来るさ」と歌ったジョン・ラーキン※1に倣えば「自分にも出来たのだから誰にでも出来る」事しかしていない。
逆を言えば自分が失敗した事は他人も等しく失敗するリスクが高いという事で他山の石とするのが宜しいんじゃないでしょうか。
例えばタイルの目地詰めとか

INAXのスーパークリーンキッチンは施工性が最悪に近い※2特殊な目地である事やタイルの厚さに等しい目地厚=深さ1cmの目地を素人が均一にならすのは相当に難しいという事情を差し引いても凸凹した出来栄えはとても鑑賞に堪えうるものではなく、全てが終わった後のやっちまった感はまるで液状化したシンジ君を見た赤木リツコの心境

やっちまったものは仕方ない。赤木博士がすぐさまサルベージプランを策定したように、過ぎた失敗を嘆く暇があったらダメージを正確に見積もってすぐさまリカバリプランを策定するのがビジネスパーソンの基本というもの。
ていうか普通は失敗しないよね。うん。分かってる。うん。
固まってしまった目地は到底素人の手には負えまい。
ならば意地を張っても仕方がない。ここは大人の解決手段だ。即ちカネでプロを雇うしかない。
電話だ電話。タイル屋呼べ!メディーック!

努めて冷静に事情を説明したつもりではあるが初めからキレ気味であったのは否めない。受話器の向こうののんびりした物言いが余計癇に障る。
「そうですかあー?目地詰めは比較的簡単な作業で素人さんでもよく自分で仕上げられたりしてますがねー」だからそれを失敗したっつってんだろいいから早く見積もりに来いよこの野郎(泣)※3

「前例のない作業依頼」に腰が引けるタイル屋の尻を叩いて(無理言って済みません)失敗目地の除去と目地詰めのやり直しを終えるまで3週間。最後の最後で人手に頼らざるを得なかったのが痛恨ではあるが、無理しないのが基本のDIYであれば仕方ない。一応は綺麗に仕上がった事でタイル施工はまずまずよしとしなければ。


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※1 吃音に悩んだ人生の最後にという点は同じながら林承賢は国宝金閣寺を全焼させるという人類史上に残る愚行に走り、ジョン・ポール・ラーキンは大ヒットしたこの曲を通じて世界中の吃音者に勇気を与えた(5年後にガンで死去)。この差は何なのだろう。
※2 まず尋常ならざる「硬さ」。目地剤という言葉からチューブから絞り出した歯磨きペースト状のものを想像していたが、練りあがった目地の硬さは「固まりかかった紙粘土」そのもの。後ほど施工したプロの職人ですら「硬え硬え!」と悲鳴を上げていた事から客観的な事実といえるだろう。そして硬化までに残された時間は僅かに15分(夏場はもっと短いらしい)。なかなか均等に塗りこめない硬さに四苦八苦しているうちにゲームセット。あーあ。
※3 痛いところをつかれた大人の逆切れの見本ですね。




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タイル工具スタメン

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上から
・サンダー(切り口の平滑化や僅かなゆがみの調整に使用)
・水平器(これなくして水平は出せない。必須)
・金尺(あてがって縦横を揃える)
・グラインダー(これがなければ始まらない)
・色鉛筆(切断ラインをタイルに書き込む。また加工パーツが多い場合は壁とタイルにマークしておくと後から分かりやすい)
・喰い切り(断面のバリをバリバリ折り千切る。これも必須)
・下地板(グラインダーの刃は円いので下地ごと切る位で丁度いい。したがってそれなりの厚みと刃を痛めない柔らかさが必要。画像は桐板)

画像には映っていないが勿論軍手は必須。
長い作業の中で集中力が途切れた時一瞬にブレードが手に触れてしまったりする事がある。勿論ブレードに耐えられるほど軍手が丈夫なわけもなく一瞬で破れてしまうのだが、その一枚がなかったら破れるのは自前の皮膚だ。


出番がなかったベンチウォーマー
・タイルカッター(薄いタイルにしか通用しない代物)

スタメンで必要だったが欠場した選手
・耳栓(これがなかったので鼓膜を痛める。幸い難聴には至らなかったが数日間は耳鳴りに悩まされる)


* * * *

タイル加工では騒音だけでなく粉塵の量も半端ではない。
火花とともに巻き上がる粉塵はポーチを満たし、ガンメタの壁をライトグレーに変えてしまう。傍らに止めてある赤いバイクは博士のコントの落ちのように真っ白だ。

ひとしきりタイル加工を行って一息ついたところで遅い昼食を摂りに出かける。
雪のように膝下に降り積もった粉塵を手で払い、駅前まで足を伸ばす。
注文を終えてからトイレへ。
鏡に映った顔は…

キッス?

kiss.jpg
生涯現役!

手足の汚れはよく見えても顔の汚れは見えないからなー。これは盲点。
こんな白塗りのような顔を晒して歩いていれば、すれ違う人が皆ぎょっとした顔をしていたのも納得。通報されても文句は言えまい。通報というかさっき交番の前を通ったのによく職質されなかったな。
ていうかなんだこの髪は。ブラックジャックか博士のコントか。
タイル加工の際は帽子も必要かな。
うーむ。

顔を洗うのも忘れてしげしげと鏡に見入るのであった。



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2010年06月08日

タイル加工A

タイルを自分で施工するのは設計段階からの確定路線。
であれば、壁のコンセントや給湯コンソールパネルといった障害物は出来るだけ簡単にかわせるように一箇所に纏めておくとか…施工性を考慮したレイアウトをリクエストする機会は幾らでもあった筈なのだが、いざ壁面にタイルを貼り始めてようやく気付くこの迂闊さ加減はどうだ。こんなのどうやったらいいんだか。
IMG_0863.JPG
↑「こんなの」

己の想像力の欠如を今更嘆いても始まらない。とにかく作業を続行。
変形部分のサイズを測定してタイル裏面に鉛筆でカットラインを書き入れ、それに沿ってカットする。
幅を詰める、高さを詰める、両方詰める、L字型にカットする、凹型に切込みを入れる。
ある程度までカットしたら不ぞろいな部分を喰い切りでメキャメキャと割り折りながら形を整える。最後にサンダーで微調整。
厚いタイルに高速回転するブレードを押し付け、夥しい粉塵と火花を浴びながらカットしていくのだが、これがある程度まで切り進むと意図したところと違うラインで勝手に割れてしまう。靭性が全くないタイルの特性なのだが、これには参った。
特にカットするラインが残す部分より長い場合などもう覿面に割れる(残したい部分まですぱっと割れてしまう)。この場合は横着せず、轟音と振動とグラインダーの重さに耐えながら少しずつ少しずつカットを繰り返し、徐々に徐々に狙ったラインに近づけていくしかない。
何枚もの失敗の果てにやっと切り出しに成功したタイルをためつすがめつしながら一人にやにやする姿は正しく自己満足の極致。
IMG_0876.JPG
にわかタイル工の腕ではこれが限界

丸二日を費やして38枚のタイル切り出しを終え、ジグゾーパズルのピースのように空いた壁面に貼り付ける。
何とか障害物はかわしているものの、そのラインは不揃いだったり曲がっていたりでプロの仕事とは比べるべくもない。商品として見れば完全にNG、だが結局は自分専用であれば自分が納得出来ればそれでよし。
拙いタイルの切り口を目にすれば2010年GWの苦闘が脳裏によみがるだろう。もうやりたくねえなあ。(笑)







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2010年06月07日

タイル加工@

タイルを貼る壁はタイルのサイズに合わせて作られているわけではないので、まず端にあたるタイルは幅を詰めなくてはならない。
また壁からは換気扇やコンセント、吊戸棚に水道管といった障害物の数々が突き出している。これらに接するタイルは当然そのままでは貼れないので、これも障害物の形に合わせて形状を整えなくてはならない。
タイルをカットするのにはタイルカッターを使用する。

TCUTTER.jpg
カッターと言うより鏨(たがね)。
定規などをあてがってこのカッターでけがき線を入れ、けがき線に沿って折り割るという手順。
予習したDIYサイトではこの工程をいとも簡単そうに説明してあったので取り寄せてみたのだが…実物を目の前にするとまるで出来る気がしない。
一応トライ。

ギーコギーコギーコ…(しばしけがき線を入れてみる)
じ…(しげしげと見る。全然削れてない)
ぐぐ…(一応両手で折り割ろうとしてみる。びくともしない)

やっとられるか。※1
カッターをべしっと叩きつけると東急ハンズに走り、グラインダーとタイル用のブレードを購入して帰宅し、作業再開。

さすがにグラインダーの威力は凄まじく、厚さ1cmのごついタイルは火花を散らしながらギャンギャンと削られていく。
たがねカッターより軽く120倍※2は効率的なグラインダーだが、何より凄まじいのは作業を行うポーチに反響するその轟音。
音質も音量も鉄工所そのもの

連休中の閑静な住宅街に鉄工所あらわる。
近隣の家では揃ってTVのボリュームを上げたに違いない。お湯が沸騰しても赤ん坊が泣いても気がつかなかったかもしれない。※3
地下鉄の騒音に匹敵する音量の轟音を住宅街で発生し続ける事については誠に申し訳なく身が細る思いではあるが、これは工事であれば致し方ない。
意を決して作業続行。
せめてもの気遣いでグラインダーを使用したタイルカットは午後から夕方までとしてのだが…ほんのお気持ちというか焼け石に水というか。




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※1 今にして思えばサイトで作業例に取り上げられていたのは折り紙のようなペラッペラのタイル。参考にするほうがどうかしている。
※2 一箇所カットするのにグラインダーで1分かかるのをたがねでは2時間かかるとした場合。というかたがねカッターでは一箇所切る前にに手の皮が剥けて作業終了だろう。
※3 勿論作業者も無事では済まず、耳栓をしていない耳は鼓膜をやられてしまい連休中は耳鳴りでよく眠れないという悪夢のような夜を過ごす羽目となった。






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2010年05月30日

タイル貼り開始

GWの5連休はタイル職人。
タイルを貼るのはシンクが面する壁一面。
しかし全面をくまなくタイルで覆うのではなく、全体の3分の2程度に貼り、上下は漆喰で仕上げる事とする。
出来ればこの5連休でタイルは片を付けたい。

意を決してボンドの缶を開封。
IMG_0789.JPG
見た目はごまクリーム

まずは基本となるラインを決める。
ここで水平が出せないと全てが狂ってしまうので慎重に。
色々考えたが、ここは既存の権威、即ちシンクの天板に当てて一行を張る事とする。
一行を張り終えたらそこを基準線として、5mmの角棒を当てながら縦横に貼り広げていく。
と、ここで「タイルは大判の方が難しい」と言われている事の理由に気付かされる。
貼る前は素人の浅はかさで「細かいタイルを沢山貼る方が面倒だし位置調整も大変だから大きいタイルをバシッと貼ったほうが楽じゃん」位に考えていたが、小さく軽いタイルと大きく重いタイルでは施工性に圧倒的な差があるのた。
タイルボンドが幾ら強力な接着力を持つとはいえ瞬間接着剤ではない。重いタイルは固着までの間にどうしても下がってしまう(それどころか下手をしたら落下してしまう)。
小さなタイルであれば壁一面にボンドを櫛ヘラでざっと延ばし、立て続けにバシバシバシっとタイルを貼り付ければ位置は決まる。後は完全に固着するまでの間にちょいちょいと間隔の調整をすればそれでOK。
重いタイルでこのやり方は一人ではリスクが高い。固着までの間にあちらこちらのタイルが重力に負けてずーりずーりと微妙に下がってしまい、戻している内に固着してしまいかねないからだ。そして固着したタイルを剥がすのは至難の業だ。※1
このリスクを避ける為には一度に貼れるタイルはせいぜい3枚。それ以上は面倒見切れない。
したがってボンドも壁に塗り広げるのではなく、トーストにバターを塗りつけるようにタイルの裏面に塗りつけては壁に貼り付けるやり方とする。

IMG_0851.JPG
バターはたっぷり塗りましょう

3枚を壁に押し付けたら後は完全に固まるまで手で押さえつけ、重力に負けてじりじりと落ちてくるタイルを必死に押し戻しつつ、あてがった水平器とにらめっこ。
手を離しても動かなくなったら次の3枚に移る。
この繰り返し。
効率悪いこと極まりないが、斜めになって固まってしまう最悪の事態を避ける為にはこれしかない。
この繰り返しでまず加工無しでそのまま貼れるタイルを貼り終えるのに丸二日を要する。その数84枚。


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※1 最近は大判のタイルがトレンドらしく欧州メーカーからは60cm×60cmとか30cm×1mとか気違いじみたサイズのタイルがラインナップされていたりするが、見た目の華麗さに目が眩んで素人がこんな難易度S級のタイルに手を出すのは正気の沙汰ではない(手を出さなくて良かった)。しかしバリエーションの豊富さでは欧州タイルは国産の比ではない。数千年に渡る石の文化は伊達ではないということか。




posted by em at 02:35| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 家作り(タイル) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月23日

タイル貼り準備

キッチンシンク前の壁はキッチンパネルでなくタイルを自ら貼ることとして、引渡し時には珪酸カルシウム板がそのまま剥き出しの状態(防火性のみ考えるのであればこのままでも使用は可)。
このGWをタイル週間として、必要な部材を事前に取り揃える。

サンワカンパニー※1より取り寄せた白いタイルは4月早々に到着済み。
IMG_0644.JPG

ハンドメイド風のラフな風合いのタイルを選択したのは、素人施工の拙さを少しでも目立たなくする目論見。しかしこのタイル…高さ10cm幅30cm厚さ1cm重さ750g、ホームセンターで売っている小さく薄く軽いタイルとは全く別物で、タイルというよりブロックのようなごつさは素人をうんざりさせるには十分。
手にした瞬間にこれはヤバいと直感。しかし時すでに遅し。誰も頼んでないのに勝手にハードルを上げてしまう性分がつくづく嫌になる。

その他必要な部材(ボンド、目地材、カッター、櫛ヘラ、水平器)も取り揃え、いよいよGWの5連休に臨む。


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※1 洗面のミラーキャビネット、郵便ポストに続き三度目の利用。


posted by em at 16:33| 東京 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 家作り(タイル) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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